どーも!itoです!中国人の妻と中国の雲南省というところで生活しています。
今回は、「中国人にお酒を贈るときに気を付けたいこと。」ということでお伝えしていきたいと思います。
取引先の中国人の方と一緒にお酒を飲んだり贈ったりということは多いと思いますが、今回はそんなときに気を付けるとよいことをお伝えしていきます。
結論から言うと、次の2つのポイントに注意していただければより満足していただけるかと思います。
- 日本酒であれば、生原酒または辛口を選ぶ
- 中国酒であれば「茅台酒」を選べば間違いなし!
日本酒であれば、生原酒または辛口を選ぶ
日本の文化を味わっていただこうと日本酒を贈ってあげるなんて素敵ですよね!
最初に知っておきたいことですが、中国人にとって「お酒」というのは「白酒」である場合が多いということです。
白酒というのは麦や米、高粱などから作った蒸留酒のことで、アルコール度数が40~70%ほどのものです。
普段からそのようなお酒を飲み慣れて(接待され慣れて)いるために、日本酒では物足りなさを感じてしまう中国人は多いです。
せっかく高級な日本酒を飲ませてあげているのに。。

こんな水っぽいの、どこが美味しいんだろう??
なんて思われたら残念過ぎますよね。。(私も何度かそんな経験があります。。)
なので、どうしても「日本酒を贈ってあげたい!」というときは飲み応えのあるタイプを贈ってあげると失敗することは少なくなるでしょう。
そういった意味で日本酒を贈るとしたら生原酒または辛口のお酒をおすすめします。
生原酒、辛口のお酒とは
「生原酒」
「生原酒」のお酒とは日本酒の生産、出荷の過程で加熱(火入れ)されておらず、加水もされていないタイプのお酒のことです。日本酒の一般的な度数が15~16%なのに対して、原酒は18~20%ほど。ストロングな味わいが楽しめます。
また、加熱もされていないので、フレッシュな味わいがあるのも特徴です。
「生原酒」は飲み応えバッチリ!なのです。
有名どころだと「菊水」という銘柄があります。一番スタンダードなものだとコンビニなどでも売ってたりしますよね。接待では菊水の上位グレード(大吟醸)のものを使えば確実に喜んでいただけると思います。
辛口
「辛口」のお酒とは飲み口が甘ったるくないお酒のことを言います。
ただ、ラベルなどをみただけで辛口か甘口か判断することは困難で(個人差もありますし。。)「辛口」と書いてあるのに実際に飲んでみると甘く感じたということも結構あります。
なので、事前に自分で試して「これは絶対に辛口だ!」と思ったら贈ってあげるのもいいかと思います。ただ、やはり個人差はありますので、私は「生原酒」が無難かと思います。
新潟県の日本酒は「辛口」で有名ですが、その中でもとくに辛口で評判なお酒をおすすめしておきますね!私も実際に飲んでみて、「これは確実に辛口だ!」と思いましたよ。
- 大洋盛
- 越之景虎
- 麒麟山
では、日本酒にこだわらなくてもいいなという場合はどうでしょうか?中国の方は中国酒で接待してあげるという方法もあります。
中国酒であれば「茅台酒」
中国の方は中国酒で接待してあげるという方法もすごくお勧めです。
ちょっと考えてみてください。あなたが外国に出張に行ったとします。そこで現地の取引先の方に日本料理店に招待してもらいました。相手は「あなたが日本から来ると聞いて予約したんですよ!」と言ってくれます。
すごく感動しますよね!
それで日本酒はリスクあるなぁと思ったなら、中国酒で接待してあげてください!
先ほどすでに触れましたが、中国人にとって「お酒」というのは「白酒」です。そして「白酒」の中でも高級ブランドと認識されているものがあります。トップ3でいうと
- 茅台(マオタイ)
- 五粮液(ウーリャンイエ)
- 國窖1573(グオジャオ1573)
中でも茅台(マオタイ)は特に有名で高級酒の代名詞でもあります。中国国内でも正規品を買うことはなかなか出来ないので、特に大切なお客様に贈ってあげると喜ばれることは間違いないと思います。話のネタにもなりますよ!

这是茅台酒!?你在哪里买了?
(おお!茅台!どこで買ったの!?)
こんな反応、期待しちゃいますよね!
やはり、相手のことを本当に考え、大切しているということが伝わるような仕方で示すのが大切ですよね。
ちょっと、補足ですが、中国人にとって「ビール」は安酒です。友達と気軽に飲むときはいいですが、VIPに出すことは(相手が求めない限り)しないほうが無難でしょう。
今回は「中国人にお酒を贈るときに気を付けたいこと。」ということでお伝えしてきましたが、まとめると2つのポイントに注意していただけると満足していただけること間違いなしです。
- 日本酒であれば、生原酒または辛口を選ぶ
- 中国酒であれば「茅台酒」を選べば間違いなし!
中国にも「お酒を飲めば心が通じる」という言葉があります。一緒に飲みかわし距離をぐっと縮めましょう!
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